出産の話し②

こんにちは、そらはなです(^^)

 

出産の話し①の続きです☆

 

分娩室に入ってから

 

 

午前1時頃に分娩室に移動してからは、3〜5分置きぐらいのかなり強い陣痛とのたたかいでした。

 

主人のモン太には、陣痛が来るたびにお尻の上あたりを押してもらっていました。←後から聞いた話ではかなり強めに押してたらしい。これがあるとないとでは全然痛みの感じ方が違ったので、とてもありがたかったです。

腰の押し方は、モン太は助産師さんから指導を受けていました。

 

陣痛は生理痛の100倍の痛みとよく聞いていたけど、確かにそうだと思いました。

陣痛逃しもなかなか上手くできなくて、最初はあーーーとか、うーーーーとか声を出さずにはいられなかったけど、助産師さんから鼻から息をする吸って口からはいて陣痛逃しをした方が自分がも楽だし赤ちゃんに酸素も行きやすいと言われて途中からは頑張りました。←病院の母親教室で習っていて、分かってはいたけどなかなか難しい…痛すぎて声出ちゃうでしょ(-_-)

 

お腹には赤ちゃんの心拍がわかるように機会が付けられていて、赤ちゃんの心拍が下がり気味になったら頑張って呼吸しまくってーって感じの繰り返しでした。

 

午前3時ぐらいまでは、もちろん痛いけど覚悟していた痛みだった…からこれなら耐えられる‼︎と思っていました。

 

陣痛がない2〜3分はモン太と笑いながら話しもできていました。

 

でも…

3時を過ぎてから陣痛の間隔も1〜2分になって、痛みが増してきました。

体力も奪われて、しかも何となく気持ち悪い⁈Σ(゚д゚lll)

悪阻は初期から中期に酷くて、後期は胃の圧迫があったけど食べ過ぎなければ普通に過ごせていたし吐くこともなかった。

なのに何となく吐きそう…。

 

妊娠してから念のために常にエチケット袋をカバンに入れていたので、モン太に袋を枕元に持ってきてもらったその瞬間…吐いた‼︎‼︎ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

分娩台でも吐く人いるんだね〜〜(´-`)

 

結論から言うとその後更にもう一回吐いて、助産師さんからは、子宮が緩もうとしてるから隣にある胃も影響受けて緩んで吐く人結構いるよ、とのこと。

 

5時頃に子宮口が7センチひらいて、もうすぐかな〜なんて言ってもらえたので、クタクタだったけど頑張ろうと思いました。

 

陣痛の痛みがマックスになる

 

5時半頃に陣痛の痛みが明らかに変わってきて、とても耐えられない…何だこれは⁈と、自分の覚悟していた痛みを遥かに超える痛みに変わりました。

生理痛の何倍〜なんて表現ではなくて、骨盤の骨が粉々に砕けそうな、そんな痛み。

この時かなり下の方が痛かったので、ニョロ助もだいぶ下まで降りてきて頑張っていたのだと思います。

まだ子宮口が10センチになっていないからイキんじゃダメと言われるのに、イキまずにはいられない、もう今にも出そうな感覚でした。

 

痛みで唸り声しか出せなくなって上手く呼吸ができず、赤ちゃんにも酸素が送れず、ついに酸素マスクをつけられてしまいました。

 

それでも赤ちゃんの心拍が時折下がったりして、その度に助産師さんに『深く呼吸して〜赤ちゃんも頑張ってるから酸素いっぱい送ってあげてー』と言われて我に帰って必死で深呼吸をしたりしてました。

 

ついに子宮口の開きが10センチになる

 

もうちょっとと言われてから5時間近くが経過した9時半頃に、ようやく子宮口が10センチ開いたようで、それまで横向きに寝ていたのですが仰向きになってイキむ姿勢になりました。

 

それまでいたりいなかったりしていた助産師さんや看護師さんも何人か来ていて、この時に初めて先生も分娩室に来ました。

 

『大きく息を吸って〜イキんで〜そうそうとっても上手だよ〜。はいもう一度〜』

 

イキみ方なんてよくわかんなかったのですが、母親教室で習ったのと、その場でもっとこうするといいよ〜と助産師さんに教えてもらったりで何とかなりました。 

イキむたびに皆さんが上手〜と褒めてくれたのでそれもとても励みになりました。

 

あまり痛みは感じないと聞いていた会陰切開は私は痛みを感じましたが、陣痛に比べればかすり傷のような痛みでした。

 

あと少しで赤ちゃんに会える‼︎

その一心で必死にイキみました。

数回イキんだところで赤ちゃんが出てくるのもわかりました。

頭が出たらあとはスルリと出るから力を抜いて〜と言われて、ふぅーとしたのですが、なかなか出てこない…先生たちもアレ?と言う感じ。

 

どうやらニョロちゃんはエコーで見た推定よりもかなり大きかったようで、肩で引っかかっていましたヽ( ̄д ̄;)ノ

後からモン太に聞くと

『頭だけ下向いて出てて、なんか赤紫で大丈夫かなと思った』と言っていました。

 

助産師さんが手で赤ちゃんの頭を引っ張ったり私のお腹をグリグリ押したり…その時はすんごく痛かった‼︎‼︎

はやくしてーって感じでした。

 

それからもう一回だけイキむように言われておもいっきりイキんだところで、ようやくスルリと出ました。

 

コンタクトもメガネもしていなかったので、ボヤ〜っとしか見えなかったけど、産まれたばかりの赤ちゃんが先生や助産師さんたちに手早く拭かれていました。その時

 

オギャーー

 

待ちに待ったニョロちゃんの元気な泣き声が聞こえてきて、モン太と手を握りながら喜び合いました。

 

『大きくて元気な男の子だよ』

 

そう言って助産師さんが私の胸の上にポンと赤ちゃんを置いてくれました。

 

その時の感動とか、ニョロちゃんのクシャクシャの顔とか重みとか温かさって、きっと一生忘れることはないんだと思います。

 

クシャクシャな顔で目を瞑っていても分かって嬉しかった。モン太にそっくりだなって。

 

産後の身体

 

産後の処置は特に痛みもなく、陣痛の痛みから解放されてホっとしてるのと、無事に産まれてくれた我が子の顔を思い出しては嬉しくてたまらない気持ちでいっぱいでした。

 

ニョロちゃんが予想以上に大きく産まれたことで私の出血量がかなり多かったらしく、点滴をしつつ2時間は分娩室のベッドから寝たまま動けずでした。2時間経って個室に移動する際に貧血でぶっ倒れました。

 

それから夜通し一睡もせずに腰を押してくれていたモン太と一緒に爆睡。

 

お互いの両親が来てくれたり、赤ちゃんがやっと部屋に運ばれて来たのでテンションも上がりまくりでしたが、身体はボロボロで部屋についてるトイレまで歩くのもままならず、特に貧血が酷かったのでトイレ中も念の為鍵をかけないでと看護師さんから言われていました。

 

次の日から母乳やら沐浴やらいろいろ講習が始まりましたが、その集合部屋に行くのもフラフラでした。←普通に歩けるようになったのはその更に翌日かな。それでも円座クッションは必須でしたが。

 

会陰切開の傷も、切開したのに更に裂けてしまったようで、1週間は痛み止めを飲んでいたし、退院してからも数が完全に痛まなくなったのは1ヶ月かかりました。

 

貧血の薬も飲み続けていたのでよくなったし、里帰り出産のため母親におんぶに抱っこで1ヶ月後には割と体は元気に戻っていました。寝不足意外。

 

まとめ

 

出産はとにかく壮絶でした。命にかかわると言われているのも納得です。

全ての人にそれぞれのドラマがあると思いますが、今までに味わったことのない痛みと感動がありました。

 

私の場合は本格的に陣痛が始まってから10時間程で産まれて、ありがたいことに初産にしては安産だと周りから言われます。

私の周りには10時間以内で産んでる友達が多いので、自分もそのつもりでいたためまだー?って感じでしたが、モン太もニョロ助もとても頑張ってくれました。

改めて思ったのが、出産は母親1人が頑張るのではなく、夫と赤ちゃんの3人で頑張るものなのだということでした。

 

それぞれの事情はあると思いますが、立会い出産は私の中ではやって本当によかったです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です